みどりの窓口で手続き
深夜1時までかかって、なんとか新しい新幹線の席を確保。
これでひと安心……と言いたいところですが、まだ終わりではありません。
紙チケットを家に忘れた場合、ただ新しいチケットを買って乗ればいい、
というわけではありませんでした。
翌朝、私たちは駅のみどりの窓口へ向かいました。
まずは、ネットで取り直した席のチケットを紙で発行してもらいます。
まずは駅員さんに事情を説明しました。
「もともと購入していた紙のチケットを、自宅に忘れてきてしまいました」
「同じ区間のチケットを買い直しています」
「払い戻しのために必要な手続きをしたいです」
こんな感じで伝えたと思います。
駅員さんは慣れた様子で案内してくれました。
こちらは内心かなり焦っていましたが、駅員さんが落ち着いて対応してくれるだけで、だいぶ救われます。
まず、えきねっとで確保した4人分の席を紙チケットにしてもらうため、
一度えきねっとでキャンセルした4席を、すぐさまみどりの窓口でキャッチしてもらい、
同じ席を再購入してもらいました。
再収集証明をもらうには紙チケットにする必要があるためです。
キャンセル料(当日キャンセルの場合は「指定席特急料金の30%(最低340円)」のキャンセル料が発生)がかかりましたが、もう仕方ありません。
手続きとしては、買い直した紙チケットに「再収受証明」のハンコを押してもらいました。
このハンコが、あとで払い戻しを受けるためにとても大事になります。
みどりの窓口で事情を説明し、チケットを発行してもらい、再収受証明を押してもらうまでにかかった時間は、だいたい20分ほどでした。
手続きが終わって改札に入ることができたのは新幹線の出発10分前でしたが、
ゴールデンウィーク中だったことを考えると、思ったよりスムーズだったかもしれません。
改札機に通さないのが大事
ここで注意したいのが、チケットを自動改札機に通さないことです。
普段なら、紙チケットはそのまま改札機に入れて通りますよね。
でも今回は、あとで払い戻しに必要なチケットです。
そのため、駅員さんのいる窓口から入場しました。
これ、知らないとついやってしまいそうです。
バタバタしていると、いつもの流れで改札機にチケットを通してしまいそうになります。
でも、今回のように再収受証明をもらったチケットは、最後まで手元に残す必要があります。
実際は、改札機に通すことがないように、再収受証明のハンコを押した特急券と乗車券がホチキスで留められていました。
乗る駅でも、降りる駅でも、基本は駅員さんのいる窓口へ。
ここはかなり大事なポイントでした。
下車駅でも証明が必要
新幹線に乗って目的地に着いたあとも、まだ手続きは続きます。
目的地の駅でも、自動改札には通しません。
駅員さんのいる窓口へ行き、事情を説明します。
すると、駅員さんがチケットに下車証明のハンコを押してくれました。
さらに、チケットをコピーし、帳簿のようなものに何かを書き込んでいました。
そのあと、チケットは回収されず、私たちの手元に返してくれました。
この時点で、かなり大事なミッションを終えた気分です。
なぜなら、このチケットを持ち帰って、東京の家に忘れてきた元のチケットと一緒にみどりの窓口へ持っていけば、払い戻し処理ができると説明されたからです。
つまり、必要なのはこの2つ。
⚫︎ 家に忘れていた元のチケット
⚫︎ 再収受証明・下車証明をもらった買い直しチケット
どちらか片方だけではダメ。
両方そろって、ようやく払い戻しの手続きに進めます。
チケットは小さい紙ですが、このときばかりはかなりの重要書類に見えました。
買い直せば何でもOKではない
今回、駅員さんに確認していて「危なかった」と思ったことがあります。
それは、買い直したチケットが、元のチケットと同じ条件である必要があるという点です。
わが家は一度、旅程を変える案も考えていました。
もともとは、新青森から東京まで一気に帰る予定でした。
でも、空席がなかなか見つからなかったため、一度は「新青森から仙台を経由して、
翌日5日に東京へ帰る」という案でチケットを取っていたのです。
ところが、みどりの窓口で確認したところ、その旅程では払い戻し対象外になると言われました。
理由は、同じ日の同じ区間ではないからです。
ここは、本当に注意が必要です。
「とりあえず別ルートでも帰れればいい」
「翌日になっても、同じ方向だから大丈夫かな」
そう思ってしまいがちですが、払い戻しを受けたい場合は、
条件が変わると対象外になることがあります。
わが家もその説明を受けて、急きょ5日の早朝便を押さえ直しました。
ゴールデンウィークの空席探しで、これはなかなかヒヤヒヤします。
でも、ここで確認しておいて本当によかったです。
買い直す前、または買い直した直後に、駅員さんへ確認する。
これは絶対にやっておいたほうがいいと思いました。
払い戻し手数料は1枚560円
今回、払い戻し時にかかった手数料は、1枚あたり560円でした。
内訳は、以下の通りです。
⚫︎ 乗車券:1枚につき220円
⚫︎ 特急券:1枚につき340円
⚫︎ 合計:1枚につき560円
家族4人分となると、手数料だけでもそれなりの金額になります。
でも、買い直したチケット代が戻ってくることを考えると、ありがたい仕組みです。
もちろん、これはわが家の場合の話です。
チケットの種類や購入方法、割引の有無によって対応が変わる場合があります。
特に、旅行会社の商品や、おトクなきっぷ、特殊な割引があるチケットなどは、
同じように払い戻しできるとは限りません。
なので、紙チケットを忘れた・なくしたときは、自己判断で進めず、
必ず駅員さんや購入元に確認するのがおすすめです。
帰宅後、その足で払い戻しへ
旅行から帰宅すると、忘れていた紙チケットはすぐに見つかりました。
場所は、パパの部屋。
きれいに置いてありました。
あまりにもきれいに置いてあったので、もはや「忘れ物」というより「大切に保管されすぎたチケット」です。
帰ってきたその足で、パパは有楽町駅のみどりの窓口へ向かいました。
持って行ったのは、家に忘れていた元のチケットと、旅先で再収受証明・下車証明をもらった買い直しチケット。
返金は、購入時に使ったクレジットカードへの返金でした。
結果、払い戻しはスムーズに完了。
金額が大きかったので、無事に戻ってきたと聞いたときは本当にホッとしました。
ここで戻ってこなかったら、旅行の思い出がかなり苦いものになっていたかもしれません。
いや、すでに十分濃い思い出ではあるのですが。
紛失・忘れたときの流れを整理
今回の経験をもとに、紙の新幹線チケットを忘れたときの流れを整理すると、こんな感じです。
⚫︎ まず駅員さんや購入元に相談する
⚫︎ 必要に応じて、同じ日の同じ区間・同じ条件のチケットを買い直す
⚫︎ みどりの窓口で再収受証明をもらう
⚫︎ 改札機には通さず、駅員さんのいる窓口から入る
⚫︎ 下車駅でも駅員さんに申し出る
⚫︎ 下車証明をもらい、チケットを手元に残す
⚫︎ 家に忘れた元のチケットを探す
⚫︎ 元のチケットと証明付きの買い直しチケットを持って、みどりの窓口へ行く
⚫︎ 所定の手数料を差し引いて払い戻しを受ける
大事なのは、「買い直したチケットを使い終わったから捨てる」ではないこと。
むしろ、使い終わってからが本番です。
この紙チケットが、払い戻しのための大事な証明になります。
忘れても、落ち着けばなんとかなる
紙チケットを忘れたと気づいた瞬間は、かなり焦ります。
特にゴールデンウィークのような繁忙期は、空席も少なく、家族分の席を取り直すだけでもひと苦労です。
でも、今回わかったのは、落ち着いて手順を踏めば、なんとかなるということ。
もちろん、余計な出費はいったん発生します。
空席探しにも時間がかかります。
みどりの窓口での手続きも必要です。
でも、元のチケットが見つかり、必要な証明がそろっていれば、払い戻しできるケースがあります。
わが家も、仙台の夜にはかなり焦りました。
一瞬、旅行そのものがどうなるのか不安になりました。
でも、JRに電話し、席を取り直し、駅員さんに相談しながら進めたことで、
なんとか旅を続けることができました。
そして結果的には、仙台から新青森までグリーン車に乗るという、
ちょっとした特別イベントまで発生。
忘れたのはパパ。
でも、深夜まで席を探して、家族4人分の移動手段を確保したのもパパ。
最後までニヤニヤしていたのは少し気になりますが、まあ、よしとしましょう。
次のパートでは、そんなドタバタを乗り越えてたどり着いた弘前公園と、
疲れ切った体に沁みた「アソベの森 いわき荘」の温泉について書いていきます。
参照サイト
きっぷの払いもどしは、駅、旅行センター(一部の旅行センターでは、お取り扱いできないところもあります)、主な旅行会社の窓口でお取り扱いしますが、団体乗車券、一部のおトクなきっぷは、お求めになった窓口にお申し出ください。
出典:https://www.jreast.co.jp/kippu/22.html





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