まず結論|高い。でも家族4人で行ってよかった
最初に、実際に一日遊んだ感想をまとめるとこうなる。
・料金は高め
・水上アスレチックは想像以上に本格的
・怖いものが苦手な子でも、自分でコースを選べる
・体を動かすのが好きな子にはかなり楽しい
・親も本気で遊べる
・Nalo Kai Loungeは付けて正解だった
・半日より、丸一日遊べる余裕があると満足度が高い
何よりよかったのは、家族4人が同じ楽しみ方をしなくてもよいことだった。
怖がりの姉は慎重に進み、活発な弟は高いところから次々飛ぶ。
パパは50歳を過ぎて初めてサーフィンに挑戦。
私はなぜか高さ約6メートルの滑り台から海へ放り出されることになった。
家族旅行とは、時として思いもよらぬ方向へ進むものである。
ワイカイとは?ハワイで本格的な水上アスレチックを楽しめる施設
photo by Wai Kai
Wai Kaiは、オアフ島西部のエヴァビーチにある大型アクティビティ施設。
巨大な水上障害物コース「AquaVenture」をはじめ、SUP、カヤック、人工ウェーブを使ったサーフィンなど、さまざまなウォーターアクティビティを楽しめる。現在の公式日本語サイトでも、複数の水上アクティビティを組み合わせた1日プランなどが案内されている。
わが家は、宿泊していたグランドアイランダーから送迎バスを利用。
8時30分ごろ出発し、約1時間でワイ・カイへ到着した。
ホテルの1階からそのまま乗車できたので、レンタカーを使わず移動できるのはかなり楽だった。
家族4人でいくらかかった?実際に払った料金
気になるのは、やはり料金である。
2026年8月8日に、わが家が実際に支払った金額は以下のとおり。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| アクティビティ4人分 | $351.78 |
| 往復送迎4人分 | $155.00 |
| Nalo Kai Lounge 3人分 | $75.00 |
| 合計 | $581.78 |
※2026年8月8日に家族4人で利用した際の実支払額です。食事代は含みません。
パパだけは、サーフィンを含むアクティビティ制覇プランを利用した。
ほか3人にはラウンジ利用が含まれていなかったため、Nalo Kai Loungeを1人25ドル、合計75ドルで追加している。現在の公式サイトでも、Nalo Kai Loungeは1日25ドルで、プライベートロッカー、シャワールーム、エアコン付きラウンジなどが案内されている。
もっとも、予約の段階ではこの金額に私も少々ひるんだ。
「高くない?」
一方のパパには、「物より体験」という固いポリシーがある。
ただし、体験にお金を使うことと、余計なお金を払うことは別らしい。ヒルトンのアクティビティカウンターで利用できる特典を確認し、結果としてアクティビティ料金を当初の案内より約125ドル抑えることができた。
そして、非効率を何より嫌う男でもある。
Nalo Kai Loungeは事前には付けず、現地へ着いてから追加した。施設をひと目見て、ロッカーの確保やシャワー待ちに使う時間を考え、
「ここは、お金で時間を買った方がいい」という判断になったのである。
これが後になって、大正解だったと分かる。
体験にはお金を使う。
しかし、数字にも時間にも妥協しない。
実にパパらしいのである。
Nalo Kai Loungeは付けて正解だった
Nalo Kai Lounge
今回、追加料金を払ってよかったと思ったもののひとつが、Nalo Kai Loungeである。
Nalo Kai Loungeは、ワイカイ内にある有料ラウンジ。専用ロッカーやシャワー、エアコンの効いたラウンジなどが利用でき、シャワーを浴びた後に使うタオルも付いている。
ワイカイで遊ぶ前には、アクティビティ参加にあたって免責同意書(Waiver)への署名が必要だった。
わが家はこのラウンジで、日本語の説明を受けながら手続き。水上アクティビティやサーフィンには怪我などのリスクがあること、施設の安全ルールやスタッフの指示に従うことなどを確認して署名した。未成年の子どもについては、保護者が手続きを行う。
海外のアクティビティで、こうした説明を日本語で受けられたのは安心感があった。
一般の更衣室・シャワーとの違いは?
Nalo Kai Lounge
もちろん、Nalo Kai Loungeを利用しなくても着替えやシャワーはできる。
ただ、今回利用してみて感じたのは、ラウンジの価値は設備そのものよりも、「混雑や待ち時間をあまり気にせず使えること」にあった。
わが家が利用した際には、温かいお湯が出るシャワーブースにはシャンプーなどのアメニティが用意され、ふかふかのタオルも借りることができた。ドライヤーや水着の脱水機もあり、水遊びのあと、清潔な施設で海水と砂をスッキリと洗い流し、身支度をほぼ整えてから帰れる。
そして特にありがたかったのが、帰る時間帯だった。
16時半にクローズとなる水上アクティビティに合わせて、多くの人が遊びを終える時間だったが、Nalo Kai Loungeはそれほど混雑しておらず、シャワー待ちもなし。すぐにシャワーを浴び、髪を乾かして、落ち着いて着替えることができた。
一日中水遊びをしたあとに、シャワーの順番を待ち、濡れたまま荷物を抱えて右往左往することは、できれば避けたい。
一般利用ならタオルの持参も必要になるが、ラウンジならタオル付き。専用ロッカーも使えるので、荷物管理もかなり楽だった。
わが家の場合、1人25ドルを払ったというより、「帰る前の混雑と身支度にかかる時間を買った」という感覚に近い。
これは、現地でパッと設備を見て追加を決めたパパの判断が正しかった。
非効率を嫌う男、ここでは勝利である。
Nalo Kai Lounge
水上アスレチックは怖い?最初の橋から想像以上
photo by Wai Kai
10時、いよいよ水上アスレチックへ。
ライフジャケットを着け、最初の橋へ向かう。
幅は30センチほど。
海の上なので揺れる。
濡れているので滑る。
そして、高い。3メートル近くありそうだ。
気軽に飛び降りられる高さではない。
周囲を見ると、勢いをつけて走っていく人もいる。
しかし私はハイハイで進んだ。
落ちても楽しい、ではない。
できれば落ちたくないのである。
人生経験を積んだ大人は慎重なのだ。
姉、途中で動けなくなる
弟の提案で、パパ&弟チーム、ママ&姉チームに分かれて、どちらが早く進めるか競争することになった。
しかし、始まって数分。
競争どころではなくなる。
振り返ると、姉が一つ前の足場で立ち往生していた。
進むのも怖い。
海に落ちるのも怖い。
後ろから次々人が来るので、戻ることもできない。
もともと高いところや絶叫系が苦手な彼女である。
それでも、いくつもの橋を頑張って渡った。
最後は震えながら、自分で「海へ落ちる」ことを選んだ。
私も先へ進んでいったん海へ入り、泳いで彼女のところまで戻る。
手を取ってあげて、海へドボン!
最初は怖がっていたが、ライフジャケットと海水のおかげで、すぐに浮き上がる。
しばらくして、リラックスした表情が戻ってきた。
そして、ここから姉の動きが変わった。
全部やる必要はないのである。
これは渡る。
これは海へ降りる。
このルートはやめて、別のところへ行く。
一度海へ落ちてみて、「落ちても終わりではない」「やり直すこともできる」と分かったことで、怖さの正体が少し見えたのだと思う。
失敗してもいい。
落ちても、また次を選べる。
そして、一度経験すれば、次は同じ危険を避けることもできる。
無理だと思ったことは、無理にやらなくてもいい。
逃げるのではなく、状況を見て回避する。
それも立派な判断である。
姉はこの日、海の上でそんなことを身をもって覚えたのかもしれない。
一つ賢くなったはず、である。
そう考えると、このワイカイの一日には、遊んで楽しかった以上の意味があった。
人生で大切なことは、ときどき教室ではなく、こういう場所で身体ごと覚えるものなのだ。
約6メートルの滑り台。なぜか母も行く
photo by Wai Kai
一方、パパと弟を探すと、ずいぶん高い場所にいた。
およそ大人3人分。高さ約6メートルの巨大滑り台である。
まず弟が滑る。まるで英語の「J」のような形を45度に傾けたような滑り台である。
勢いよく空中へ飛び出す。
続いて、パパもなかなかの勢いで宙を舞った。
弟は大喜び。
そして当然のように、「ママも行こう」と言う。
人生一度きり。
そう思って登ってはみたものの、上から見るとなかなかの高さと角度である。
急だ。
非常に急だ。
「えーい、ままよ!」
次の瞬間、宙を舞う自分の両足が見え、でんぐり返しの途中のような格好で、そのまま海へ。
水中へ沈みながら、私は思った。
私、子育て頑張ってる。
空中ブランコで、今度は首を打つ
Wai Kai
弟はまだ終わらない。
次は高さ4メートル近くの空中ブランコ。
彼は躊躇なく飛ぶ。
もちろん、私もやる流れになった。
バーを握り、勢いよく蹴り出す。はずだった。
ところが手が滑った。
予定していない場所でそのまま海へ落下。
首を打った。
痛い。
何とか子どもたちのところへ泳いで戻ると、2人とも、
「見てはいけないものを見た」という顔をしていた。
ちょっと申し訳ない。
こんなはずではなかったのである。
50代パパ、初めてのサーフィンに挑む
サーフィン体験
11時半ごろ、今度はパパのサーフィン。
ワイカイには人工ウェーブを使ったサーフィン施設があり、初心者向けの体験も用意されている。
50歳を過ぎて初めてサーフィンに挑むパパ。
ヘルメットをかぶり、波へ。
落ちる。
また落ちる。
頭からも落ちる。
それでもやめない。
何度も波に飲まれながら、少しずつボードの上で持ちこたえられるようになっていく。
こちらは見ていて心配だった。
この人口波、結構な荒さなのである。初めて波がたった時には、「正気??」と思ったものだ。
下手したら大怪我をするのではないかと、気が気ではなかった。
首、大丈夫だろうか。
腰、大丈夫だろうか。
しかし本人はいたって真剣。
子どもたちは、大人が何度失敗してもまた挑戦する姿をどう見ていたのだろう。
格好いいと思ったのかもしれない。
あるいは、普段とは違う、うまくいかずに何度も何度も挑む姿を見て、少しいたたまれなかったかもしれない。
それでも、「大人だって初めてのことに挑戦し、失敗する」という姿を見せられたのは良かったと思うのだ。
約40分の挑戦を終えたパパは、「またやりたい」と言った。
私としては、とりあえず、首と腰が心配である。
ランチはHali'a by Side Street Innへ
Hali'a by Side Street Inn でランチ
子どもたちの空腹が限界になったところで、Hali'a by Side Street Innへ。
注文したのは、
・豆腐サラダ
・Signature Fried Rice
・Sizzling Boneless Kalbi
どれもかなりのボリュームだった。
食べきれなければ持ち帰ろうと思っていたが、朝から遊び続けていた家族4人。
きれいに完食した。
お店の人も、少し驚いていた。
運動とは、最高の調味料である。
午後はSUP。そして弟はまたアスレチックへ
SUP
食後、パパと姉はパラソルの下でひと休み。
私は弟とSUPへ。
波のないラグーンを進むSUPは、水上アスレチックに比べれば平和そのものだった。
途中からパパもカヌーで現れ、写真を撮ってくれる。
弟は水上で音楽に合わせて踊っている。
ようやく穏やかな時間――と思ったのも束の間。
今度は日本人のお友達を見つけ、
「もう一回アスレチック行く!」
となった。
あっという間に仲良くなり、2人で爆速で進んでいく。
どこでも友達を作れるのは素晴らしい。
しかし追いかける母は大変である。
たっぷり16時半まで遊び、Nalo Kai Loungeへ戻った。
シャワーを浴び、着替え、髪を乾かす。
17時の送迎バスに乗るころには、全員へとへと。
帰り道は爆睡だった。
夜はオーシャンビューのラナイでピザ
ラナイで乾杯
ホテルへ戻り、パパとラウンジで軽く一杯。
そのあとRound Table Pizzaでピザとチキンを買った。
夕暮れのラナイに家族4人で座り、乾杯。
目の前には海。
そして偶然、ワイキキに花火まで上がった。
朝から滑り、落ち、泳ぎ、父は波に飲まれた。
最後はオーシャンビューのラナイでピザと花火。
これ以上、何を足せというのだ。
素晴らしいハワイの一日だった。
最大の失敗|30%OFF券を使い忘れた
30%OFF のチケット
ただし、一つだけ悔やまれることがある。
この日、特典としてワイカイ内にあるレストランの割引券をもらっていた。
30%OFF。
ところが家族全員、遊ぶことに必死で存在を忘れていたのである。
部屋へ戻り、ポケットから割引券を取り出したパパ。
軽く、「あ」と声が出る。
あれだけ記憶力がよいパパですら忘れた。
30%は大きい。
悔しいので、ここに記しておく。
特典券をもらったら、その場でスマホに挟み、家族みんなに言っておく。
「レストランに行ったら、割引チケットあるよって言ってね!」
これが今回の教訓である。
翌日、夫婦そろって首が痛くなった
そして、ワイカイはその日だけでは終わらなかった。
翌朝、私もパパも、首が痛い。
私は空中ブランコで予定外の落ち方をした。
パパはサーフィンで何度も波に飲まれた。
まあ、そうなるだろう。
幸いわが家の場合は数日で落ち着いたものの、ワイカイの余韻は約3日続いた。
楽しかった。
実に楽しかった。
しかし、アラフィフとアラカン夫婦である。翌日の筋肉痛や関節痛はやむを得まい。
子どもと一緒になって本気で遊ぶのはよい。
ただし、無理をする必要まではない。
特に高さのある遊具や飛び込み系は、怖いと思ったらやめる勇気も必要だと思う。
姉はそれを一番早く理解していた。
今考えれば、彼女が一番賢かったのかもしれない。
ワイカイがおすすめなのはこんな家族
実際に一日過ごして、特に向いていると思ったのは、
・小学生以上の子どもがいる
・水遊びや体を動かすことが好き
・親も一緒に遊びたい
・一か所で一日たっぷり遊びたい
・料金の安さより「家族で体験すること」を重視したい
という家族。
一方、高いところや水がかなり苦手な場合は、全部のコースを制覇しようとしなくていい。
自分に合った遊び方を選ぶ方が楽しめる。
そして大人は、子どもと同じつもりで飛ばない。
これは翌日の私たちからの忠告である。
まとめ|高かった。でも家族全員で本気で遊んだ一日
食事代を除いて581.78ドル。
家族4人の一日のアクティビティとしては、決して安くない。
それでも、わが家にとっては行ってよかった場所だった。
弟は高いところから飛びまくった。
姉は怖さと折り合いをつける方法を覚えた。
パパは50歳を過ぎて初めてサーフィンに挑戦した。
私は海へ落ちながら、「私、子育て頑張ってる」と思った。
そして翌日、パパと私は、首が痛かった。
これも含めて、たぶん家族の思い出なのである。
わが家は「物より体験」を大切にしている。
だからこそ、体験にお金を使う一方で、使える割引やカード特典、ポイントはきちんと活用したい。
ハワイ旅行では、ホテル、移動、空港ラウンジ、マイル、旅行保険など、持っているクレジットカードによって旅の費用や快適さが変わる場面も多い。
旅先で思い切り体験するために、削れるところは賢く削る。
わが家が旅行で実際にどうカードを使っているのかは、こちらの記事で詳しく紹介している。
参照サイト
出典:https://jp.waikai.com/
更新履歴
2026年10月1日:初回公開